 先日キハ183系のラストランが行われましたが、これでキハ80系から道内の特急列車を引き継いできたキハ183系の活動に終止符が打たれました。厳密にいえばまだノースレインボーが残っていますけどね。 石勝線と共に登場したキハ183系ですが、あれほどいてあれほど種類もあったキハ183系、昭和から令和、国鉄からJRと時代をつないで来た車両ももう終わりです。 キハ183系が登場した当初あったのに今はないという路線も随分出ましたね。
さてこのラストラン、どこで撮ろうかと考えて最後はここにしようと決めました。それが今日の1枚。共に消えゆくもの同士のコラボ、今しか撮れないカットだなと思ってここを選びました。 まあ変な言い方かもしれませんが、背景の記念塔も原型を失いまさに今消えようと、いや、消されようとしている姿を晒していますから、共に今まさに消えようとしている者同士です。 ちなみに初期車のラストランもここで撮っているんですが、そういう意味でもここにしようと決めました。
しかもキハ183系の長い歴史の中でもこのグリーン車3両、復刻カラー+HETカラーという組み合わせはこれが最初で最後ですので、なるべく特別な編成感が出る場所を・・・と思ったのです。
キハ183系は40年以上の歴史がありますが、百年記念塔ってそれよりさらにちょっと古いんですよね。記念塔が出来たところは主役がキハ80系やSLだったはずですが、記念塔が消えようとしている今、走る車両も随分と変わったものです。
それにしてもこの記念塔で作業するクレーン、面白いクレーンだなと思ったのはその姿。記念塔にとりつくように設置され、真ん中から上が反るように、まるで記念塔にクレーンがとりついて伸びをしているかのように見えるんですね。こういうクレーンはあまり見たことがないですが、特殊な建造物だけにクレーンも特殊なものを使っているということなのでしょうか。 |
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