
今日は道南バスから1台ご紹介です。 今日ご紹介するのは道南バス苫小牧営業所所属の室蘭22う404、三菱ふそうエアロスターMです。
もうすっかり初代エロスターを見かけなくなった昨今ですが、そんな中において今では異彩を放つ存在となっているのがこのクルマ。 ご覧の通り道南バスですが、元は苫小牧市交通部のクルマで道南バスへの移譲車。現在は828という車番が与えられていますが、苫小牧市営時代は92という局番でした。
車体は道南バスカラーになることもなく、ボロボロで手当がされていないところを見るともうお金をかけてもらえないクルマ、すなわち近いうちに引退することになってしまうんでしょうかね。 道南バス移譲後に貼られた社名ステッカーですらだんだんと退色してきています。それほどもう苫小牧市営バスがなくなってから時間が経ったともいえるんでしょうね。
車両自体もそうですが、ナンバーが室蘭22ナンバーというのもすごいですね。札幌ナンバーだと札幌22ナンバーをつけている現役のクルマはもうわずかしかないはずです。代表的なのは夕張鉄道の札幌22か2715や2400があるかと思いますが、このエアロMはこれらのクルマよりもさらに古い95年式、今年で28歳になりますで道内でも有数の古参車になるのではないでしょうか。
太巻きの保護棒や円形の車内灯、二段窓、3連のシーケンシャルフラッシャーライトのテールランプ類など今のクルマにはない特徴も懐かしいです。 面白いのは道南バス発注者は00年代まで非冷房にこだわって導入していましたが、苫小牧市営ではこのクルマの段階でも冷房車という点。同じ地区で事業を展開する事業者でも考え方の違いなんでしょうね。
現在では元苫小牧市営出身のエアロMは残り2台。現行車よりも愛嬌があって面白味のあるこの古参車、いつまで活躍してくれることでしょうか。 ひょっとすると私がU代のクルマを見たというのはこれが最後になるかもしれません。 |
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