 今週末の20日にいよいよ苫小牧ー室蘭間の普通列車が気動車から電車の737系に置き換えられます。キハ141系の生き残りであるキハ143がこれにより用途廃止となりますが、「気動車」ということで、キハ150や最新のH100形まで置き換えの対象となります。早くもH100が置き換えられるというのはにわかに信じがたいですが、これにより711系なき後は特急すずらんと週1回夏の間やって来る四季島しか使っていなかった電化設備が使われることになります。
さて気になるのが気動車の今後。キハ143は廃車ですが、残るキハ150やH100はどうなってしまうのでしょう。苫小牧運転所のキハ150は苫小牧仕様で非冷房の100番台ですが、やはり転用するのでしょうか? 現在は室蘭線の岩見沢ー苫小牧や石勝線の普通列車にも使われていますが、もしかすると苫小牧運転所から気動車がなくなるわけではないのかもしれませんね。 他にも苫小牧ー長万部の普通列車も担当していますから、数は減らしても苫小牧に残る可能性がありそうです。その減ったキハ150、H100の運用分を日高線に回して日高線のキハ40を置き換えるなどで意外と残りそうな気もしますが、蓋を開けてみないと何とも言えませんね。
さて今日の写真は先日撮った苫小牧運転所に留置されているH100です。もしかするとこの光景も見納め?なんて思ったんですがどうなのでしょう。乗務員室出入口横にある「札トマ」の表記もどこかへ転属して書き換えられることになるのでしょうかね。でもこのH100、21年製なんですよね。多分この時点で737系の投入は決まっていたはずですから、じゃなんで新しい車両を苫小牧に回したんだろう?とちょっと思ったり。置き換え計画があるならキハ40で頑張っててもよかったような気もするんですよね。
ちなみにですが、先日ようやく初めてH100に乗る機会がありました。2駅と短い区間でしたが、初めて乗る電気式ディーゼルだったものの、エンジンは発電専門ですから、どんな感じなんだろうと思っていたところ、これまでの気動車と違って速度に応じたエンジンの回転ではなく、最初から同じ回転数でエンジンが回り続けるという印象でした。電気式ディーゼルと言えばDF200ですが、DF200というよりHD300のような感じです。 そして床下からわずかですがモーターの音がするというのもならではでした。
737系はロングシートですが、なぜH100のようなセミロング仕様にしなかったのかが不思議です。確かに通勤通学の時間帯は混雑するのかもしれませんが、そのほかの多くの時間はロングシートが必要なほどではないはず。 まあ札幌周辺への運用も考慮してマルチに対応できるようにということでロングシートとしたのかもしれませんね。でもロングシートは間に合わせのような座席だと私は思っていますので、短い時間ならいいものの、1時間単位で横移動はなかなかつらいですし、せっかくの景色もろくに見えないというのが残念なところです。 エアポートも長い距離で乗る時733系が来るとちょっとがっかりしちゃいますし・・・・。 |
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