
今日はひと昔前の写真シリーズその7です。 今回ご紹介するのは札幌ターミナルで撮ったエアロスターのお尻がずらりと並んでたシーンです。 撮影は2010年3月のようですので14年前になります。もうそんな前になるんですね。 ずらりと並ぶ中央バスの三菱ふそう初代エアロスターですが、もうこの光景は中央バスから初代エアロが全滅した今はもう見られませんね。 左から元都営の札幌200か992のエアロスターK、こちらもエアロKで旧カラー末期の導入分である札幌22か1493、モデルがエアロMに統一されエアロK派だった中央バスにもエアロMで入るようになったため見られるようになったエアロMの札幌22か2261、そして新カラー一期生の札幌22か1826です。2261以外すべてエアロKというのがまたいいですが、この中で唯一のエアロMである2261は中央バス内でも少数派だったエアロスターのロマンス車です。中央バスのロマンス車と言えばやはり主力だったのが日野ブルーリボンでしょうね。ブルリロマンスとプラスαという感じで、そのプラスαの部分にいすゞ車だったりふそう車だったり、富士重工7Eを架装したものだったりというクルマが存在していました。
こうして見るとどれも同じエアロスターではありますが、全部仕様がバラバラですね。どれ1つとして同じ仕様のものがありません。 この中で特に異彩を放つのがやっぱり元都営のエアロKでしょうか。 赤白カラーの1493も元岩見沢所属の空知仕様車、2261はエアロMでロマンス車、1826は一般車ながら岩見沢へ新製配備された空知仕様なので中ドアが引き戸で標準床という仕様です。 この中で一番近いのが2261と1826のように思えますが、中身を見るとどちらかと言えば1493と1826が一番近い仕様でしょうか。
新カラー一期生の札幌200か1800番台のクルマは札幌、小樽へ配備された都市型は70扁平タイヤを履く低床2ステップ車で中ドアがワイドドアという仕様での導入でしたが、空知仕様だけはカラーこそ新カラーでの導入だったものの、中身はほぼ従来通りという仕様でしたので、赤白カラーを塗り替えたクルマのような感じでした。側窓は二段窓から逆T字窓になりましたけどね。 また小樽事業部に導入されたクルマでも、札幌事業部のクルマより尺が短いなどの細かい差異があったものです。
末期には移籍車という形でこれまでにない仕様のクルマも追加になっていろんなクルマがいた初代エアロですが今では全滅、というか残っている事業者自体レアという状況になっていますが、それどころか2代目エアロも中央バスでは発注車は末期のモデルが残る程度と移籍中古で入ったクルマが残る程度、考えてみればエアロスターからMT車が消えて10年以上になるわけですからね。 というかこの写真を撮った10年がエアロスターのMT車最後の導入年なんですよね。もう完全AT化からもそんなに月日が流れたというわけですか・・・。 |
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