
今日はジェイアール北海道バスから1台ご紹介です。 今日ご紹介するのはジェイアール北海道バス厚別営業所所属の札幌200か5711、三菱ふそうエアロスター・ワンステップです。
このクルマはJHBが昨年新製導入した2PG代のエアロスター。長らく新車はほぼ同じ仕様で導入され続けてきましたが、22年度導入分から変化があり、まず現在小樽や北広島営業所を皮切りに始めているLED表示機のフルカラー化に際し、新製時からフルカラーLEDを搭載して登場しています。またエアロスターに関しては琴似営業所向けには存在していたものの、厚別、手稲向けに初めて長尺のP尺ではなく、標準尺のM尺で導入されているという特徴が見られます。最初見た感じで「なんか短い気がする」と感じたんですが間違いではありませんでした。
なかなか22年度の新車は捕まえることが出来なかったのですが、先日ようやくキャッチすることが出来ました。 JHBはほとんどが固定運用なので一旦運用をつかめば狙って撮りやすいものの、運用が分からないと逆に捕まえにくいんですよね。 なお同時期に導入になっているジェイバス車の方は変わらず長尺での導入です。 なぜか北海道は標準尺で導入する事業者が少ないんですよね。
余談ですが、最近厚別、手稲の両営業所でもフルカラーLED化が始まっていて、次々転換されていっていますが、正直なところこのフルカラーLEDは見づらい気がします。表示の方法なのかもしれませんが、特に系統番号が遠くからだと見づらいんですよね。向かう方面別に色分けして表示していますが、系統番号の部分は塗りつぶした中を白抜きのような形で数字を入れていますよね。これがどうにも見づらいのです。従来型のものと並んでいる場面で見比べてみたところ、明らかに従来型の方が系統番号の数字がはっきり遠目でも読み取れましたが、フルカラーの方は塗りつぶし部分に数字がつぶされてしまって見づらいんですよね。特に後部表示機が見づらいんです。また明るい、特に直射日光を受けている場面だと白字の行先部分も見えにくいんです。 元々LED表示に直射日光は見づらい傾向にありましたが、フルカラーは特に顕著な気がします。
それともう1つ疑問で、00年代初頭にJHBでは一斉に幕式をLED化しました。これは分かりますが、なぜLED表示からフルカラーとはいえLEDに乗せ換えるのかがよくわからないんですよね。特に新製から数年程度のまだ新しいクルマでも早速載せ替えてしまっているのはなんだかもったいないなと思うんですよね。 コストもそこそこかかるのではないかと思うのですが、そこまでするほどのものなのか?とちょっと疑問に思ってしまうのです。 まあ私としては結局幕式、従来型のLED、フルカラーLEDと変化してきていますが、一番見やすいのは結局幕式ではないかと感じます。
ところで今回のフルカラーLEDへの転換事業で、新製時幕式だったものがフルカラーへ載せ替えられた、つまり2度目の載せ替えを受けたというクルマはさすがにいないですよね。 今回のフルカラーLEDでの表示方法ですが、方面別に色分けしてありますが、個人的には幕式時代の再現というのも面白いかなと思ったんですよね。 JHBは幕式時代白地に青字という少し変わった配色でしたからね。 青地に文字だけ白抜きという表示方法もありましたね。 こういう幕式時代の表示方法をフルカラーで取り入れてもいいのでは?と思ったり。ちょっと懐かしさもあるでしょうし。 |
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