
ようやく長かった冬も終わろうとしていますが、今年は結構期間ギリギリまで稼働していたというのが除雪車ですが、今日はそんな除雪車をご紹介です。
今日は先日見かけた除雪グレーダーのご紹介ですが、こちらのグレーダー、おそらく元開発局のものと思われるもの。車体は塗り替えられているので一見すると分かりませんが、よく見ると運転台などキャブ内に開発局カラーが残っているのでそれとわかります。また黒い部分は元々の色そのままのようです。開発局の車両は若草グリーンのようなカラーが特徴ですが、グレーダーの場合フレームなど一部を濃いグレーなどに塗り分けているものもありますので、このグレーダーはその1つだった可能性があります。
もう1台隣にいますがこちらも開発局出身と思われますが、細かいところに差異が見られますので型式などは違うのでしょう。 なお開発局のグレーダーに見られる荒面形成装置やサイドウィングの類は見られません。
この他開発局そのままで民間などに払い下げられて活躍している車両なども見かけますが、サイドウィングつきというのは見かけないんですよね。サイドウィングつきは中古市場では人気がないのか、それとも再デビュー前に撤去してしまうのでしょうかね。
ちなみに手前のグレーダーのフロントには20t超の表示があります。20tの車両が油圧でブレードを押し当てて戦車のように進んで来るわけですから路面の氷も剥がれるわけです。 同じ除雪車でもグレーダーまで投入するのっておそらく北海道など限られた地域だけでしょうね。北海道の場合降雪の他に凍結という問題もありますから、ただ除雪するだけでなく氷を削り取るというのも必要になりますから、こうした重機が必要になるんですよね。
これらの車両もようやくお役御免となり来季まで長い眠りに就きますが、来季は出来ればこうした車両が毎日のように走り回るという状況にはなってほしくないものです。 |
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