 約1か月前、夕方函館本線沿線を通りかかったところ737系に遭遇しました。「やや!?」と思って見ると回送。「へぇ〜こんな時間に送り込みの回送があるのか・・・、いや、あるいは臨時の回送かも、そのうち調査してみよう」と思って1か月。最近まで忘れかけていましたが、「そういえば前に見た737系の回送ってまだ調査してなかったな」と思って先日チャンスがあったので試しに待ち構えてみたところ来ました。ほぼ同じ時間に737系の回送がやって来たではありませんか。ということでこの回送は定期列車ということが確定です。
時間帯としては札幌ー岩見沢間は213Mの少し後を追いかけるような形で走っています。回送なので札幌以外全駅通過ですので、少し間が空いているのは213Mに追いついてしまうためでしょうね。 手稲ー札幌間はまだ見ていませんので分かりませんが、おそらく3940Mか1758Mの後を追いかけるダイヤではないかと思われます。 その後岩見沢到着後は2371Mで滝川へ向かうのでは?と思うのですがどんなものでしょう。
私個人としては昨年室蘭本線でデビュー前に6連を組んで試運転しているシーンを撮って以来これでやっと2度目の撮影となりましたが、それにしても札幌圏の視点で見ると不思議な車両ですね。 こうして札幌圏でもわずかながら見ることができるのにほぼ乗ることが出来ない車両なわけです。 特に函館本線では岩見沢以南での営業列車はありませんので走っていても回送なんですよね。 千歳線では札幌ー東室蘭の直通列車では乗ることができますし、ダイヤ改正から新設になった千歳ー苫小牧ー室蘭間の普通列車では乗ることができますが、それでもレアな存在です。
これまでの711系や721系だと送り込みや取り込み列車も営業列車として運行していましたが、737系ではそうはいかないため、営業列車としてではなく回送としてスジを引かなければならないので非効率といえば非効率な車両なのかもしれませんね。
改めて見ると737系って結局のところH100形の電車版といった感じでしょうかね。そして735系のアルミ車体がやっと本採用となって735系の試験結果が生かされた車両ということになるのでしょうか。 側面に帯の1本もないモノクロのような735系に対して737系では桜色を配色したということは、何もないとあまりにも無機質な印象だったためなのでは?なんて思ったり。 とりあえずもうこれ以上737系を増やす要素はないはずなので導入は一旦終了ということになるのではないかと思いますが、気づけば20年30年前と比べると北海道も電車での列車が増えたなと感じます。 特にここ1、2年で全区間架線下を走る気動車の普通列車が大幅になくなりましたからね。
ちなみにこの737系、近年は気動車に至るまで川崎重工の独占市場状態でしたが、日立製ということで久々の非川重製の車両でもあるんですよね。 でも基本ローカル線向けの車両ですから、そういった車両だけはロングシートではなくクロスシートやセミクロスにとどめて欲しかったなと。長時間のロングシートはきついっす・・・。車窓からの景色はよく見えませんし。 エアポートで733系が来るとガックリなんですよね。まあ近い将来721系が消えるのでエアポートでuシート以外だとまともな方向を向いて座るというのは出来なくなるんですが。 |
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