
先月札幌市電で復刻カラーを纏っていた243号が引退となりました。 長らく平穏な状態が続いていた札幌市電ですが、なぜか近年旧車が続々と引退して新型車に置き換わるようになってきましたが、そんな中今も現役なのが営業車では最古の210形。21年に213号が置き換えられていますので、現在2両と貴重品になっていますし、どちらも現在はラッピング中。しかし2両共シングルアームパンタへ載せ替えなどの更新工事を受けている車両です。
1958年製造の210形ですが、なぜか近年置き換えの標的になるのが210形より新しい240形やM101なんですよね。年式で言うとM101は210形より3年も新しいのに廃車となりました。 札幌市電における定年退職は年功序列ではないということなのでしょう。
気づけばどの形式も2両や3両しかないという状態になっていますので、今後も置き換えが進めばすぐにでも形式消滅も十分あり得るでしょう。 でもやっぱり乗り比べてみると旧車なんですよね。ひいき目とかフィルターをかけて見ているわけではないのですが、新型車はどうも電子制御のおもちゃみたいで・・・。まあこれは路面電車に限らず、クルマも鉄道の車両全般にも言える気がしますが。機械じゃないんですよね、電気仕掛けのおもちゃなんですよね・・・。 |
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