
先日今年5月に長い休館を経てリニューアルオープンした札幌市交通局の交通資料館へ行ってみました。5月にオープンして早々に様子見をしに行ってみましたが、今回再訪したのは25日まで夏休み企画で普段公開していない車両の内部を公開していたため。前は展示車両の多くで内部の公開を行っていたんですがね。正直5月に行った際、あれも見れない、これも見れないでガックリして帰って来ました。 ああいった車両展示ものって内部に入れてナンボのところがあるような気がするんですよね。外から見るだけじゃ「フィギュアかプラモデルじゃないんだから・・・」なんですよね。
今回は21年に引退したM101と私も数回しか内部に入ったことがない地下鉄の1号編成も見られるとのことでこのチャンスにぜひ見ておこうと思って行ったんですが、今回はそちらの話しではなく、おまけのようなもの。 今回の交通資料館再訪はおまけがありました。真駒内駅方向からずっと歩いて行ったんですが、交通資料館が近づいたところで地下鉄の車両基地敷地内になにやら「おや?」と思うものが。それが今日の写真。 車両基地内になんと交通資料館の展示車両である市バスが留め置かれているではありませんか。 現在バスの展示エリアで工事をしていて車両を一時的に移動させる必要があったため車両基地敷地内へ置いたものと思われますが、どうですかこの光景。これだけきれいに市バスが撮れたのは初めてです。一応言っておきますが敷地外からの撮影です。 07年に新たな交通資料館の展示車両として2台ひそかに保存されていた車両が公開開始になりなしたが、その際薄暗い高架下の狭い場所が展示スペースだったのでなかなかこのようにきれいに撮るというのが難しかったんですね。
方向幕も健在なのでなにか折り返しまで待機している現役の車両に見えるほどで今にも動き出しそうです。 この両方の行先があって真ん中に経由地が書いてある表示も今は懐かしいですね。昔はバスも鉄道もこうした行先表示は当たり前でしたが、今は向かう先の行先しか書いてませんからね。 道内では当たり前だったこの表示方法ですが、本州出身の友人に「これじゃどっち行くか分からなくない?」と言われて初めて「ああそういえば!」となったことがあります。
ここにはいなかったもう1台の展示車両キュービックはと言えば工事真っ只中の展示スペースにそのまま置かれていました。こちらもそのうち移動するかもしれませんね。
他にボンネットバス、マイクロバスがそれぞれシートを被ったまんまこの場所に置かれていました。 ところでここまでどうやって移動してきたのでしょう。シートを被った車両2台は牽引なりトレーラーに乗せて運んで来たはずですが、ブルーリボンの方は?と。 まあナンバーも車検もとっくにないですから公道は少なくとも牽引なのでしょうが、どうしても敷地内に入った後僅かな距離でも自走したのでは?と思いたがってしまうんですよね。
工事が終了したらこれらの車両も元の位置へ戻されると思いますので、こうして自然光できれいにその姿を見ることができるのは今だけ期間限定の光景と思われます。
保存車両とはいえはやり現役の車両と同じように側面のパネルにサビが出ていますね。
このブルリは87年式ですので昭和生まれ。そんな車両を令和の時代にデジタルで現役さながらの姿で撮ることが出来ました。
ところで交通資料館オープンに間に合っていないバス展示場の工事。この工事でバスブースだけは今も見ることができませんが、こちらがオープンした際これらの車両の内部に今まで通り入ることはできるのでしょうかね。案外普段は非公開となってしまうのかもしれません。 部品の盗難は破損があると聞きますが、結局そういうことがあるとみんなが割を食うことになるんですよね。地下鉄の1000系も昔は常時車内に入れたと聞きますし。 さてこれらのバスは公開再開の際はどうなるでしょうか。 まああれだけ市電の内部も公開していたのにピッタリやらなくなってしまったところからするとバスも非公開化でしょうかねぇ・・・。 |
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