
以前交通資料館の工事で展示車両のバスが交通資料館からすぐ近くの車両基地敷地内へ移動になっているとご紹介しましたが、その際そういえばリアを撮ってなかったなとちょっと気になっていました。そこで用事があったついでに再度寄って様子見を兼ねてリアを撮影してみました。それが今日の写真。 まだ同じ位置に留め置かれたままでしたが、これこそ展示スペースに再び入ってしまったらなかなかこのように撮ることが出来ない部分ではないでしょうか。次このように撮れるチャンスはないかもしれません。
カラーリングもそうですが、米粒テールが今となっては懐かしいですね。同じ日野ブルーリボンでも確か90年代に入るか入らないかぐらいの辺りで市バスもブルリに関しては他社同様田の字テールに変わっていますので後々この米粒テールが少数派になっていたものです。
82年にスケルトンボディへ移行してブルーリボンの名前が与えられた日野のバスですが、このクルマは87年式。つまりブルリが誕生して5年目に導入になった車両なわけで、今も続くブルリの歴史では始まりの頃に製造されたクルマとも言えるでしょうね。そんなクルマが現存しているというだけで全国的にも希少な1台なのではないでしょうか。
82年と言えばまだ日野でもモノコック車を製造していた時期ですが、同じ時代のバスにも関らずスケルトンボディのブルリは40年以上前のモデルでも思いっきり古いという感じがしないのは設計やデザインが秀逸だったからなのでしょうね。 ブルーリボンシティハイブリッドまでは骨格が基本的に変わってませんでしたし。ある意味これ以上ない究極のボディが82年に完成していたとも言えるのかもしれません。 |
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