
今日は北海道中央バスのクルマを1台ご紹介です。 今日ご紹介するのは北海道中央バス千歳営業所所属の札幌200か3791、いすゞエルガ・ワンステップです。
このクルマは14年に中央バスが新製導入したQPG代のエルガ。 この時エルガが4台、日野ブルーリボンUが4台とジェイバス製のクルマが合わせて8台導入となりましたこの8台は久々のハイバックシートを備えたロマンス車での導入となりました。 このクルマが導入となった14年頃はブルーリボンロマンス車の生き残り達が次々除籍され廃車となっていた時期で数がどんどん減っていたので、中央バスからロマンス車というのもこれでなくなるんだろうななんて思っていたところ、それを補うかのような形でまとまった数のロマンス車が、しかも当時の現行型というアップデートした形で導入になったのでロマンス車の歴史はこれからも継続になるんだなと思ったものですが、早いものでそれから今年で10年となりました。
内訳としてはブルリUロマンスは余市1、大曲3、エルガロマンスは大曲1、石狩3と大曲メインに入る形となりました。この3791はそんな大曲に1台だけ入ったエルガロマンスでしたが、大曲分はブルリU、エルガ共に16年に早くも千歳に転属、石狩に入ったエルガ3台も2台が19年に真栄へ転属しており、今では新製配備先に留まり続けているのはブルリU、エルガともに1台ずつしかないという状況になっています。 比較的新製配備先から早い段階で転属しており、特に大曲では全車が結局2年で千歳へ転属していますので、大曲で活躍していた場面というのは貴重になってしまいました。
前述のように今年で10年目のクルマ、この3791の場合フロントガラス左下に入るERGAのロゴが失われていますので、早くも車体更新を受けているようです。車両の寿命としては折り返しを少し過ぎたあたりかな?という感じでしょうけど、それでももう折り返しは過ぎちゃってるんですよね。
今では急行便もなくなってしまったので、ロマンス車が千歳に所属する意味合いが半減といった感じかもしれませんが、この後も車両のモデルが変わってもロマンス車が導入され続けましたので、ロマンス車の未来は明るい?なんて思いましたが、路線がどんどん廃止されたり短縮される時代、ロマンス車の存在というのは今後どうなってゆくのでしょうかね。バスの先細りと共に中央バスのロマンス車も歴史に幕を下ろす日が来てしまうのでしょうか。 |
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