
今日は札幌市電のラッピング車を1つ。 あまりこの手の車両は取り上げないのですが、ちょっと面白いラッピングだったので取り上げてみました。 車両の右と左でラッピングが違っています。顔だけ見ると二重人格のような感じです。これまでも奇抜なラッピングというのはいくつかありますが、これもそのうちの1つになるのではないでしょうか。 顔の部分でちょうど半分に分かれていますが、これってラッピング自体も正面で分かれているものなのか、それとも2つに分かれているように見えて実は1枚ものなのかが気になるところ。まあ貼り付けることを考えると1枚ものの方がありがたいでしょうね。分割式だとピタっと合わせるのが大変そうです。
このラッピングに選ばれているのが今では札幌市電で最古参となっている210形の212号。私も期せずしてこの車両に乗りましたが、やっぱり歴史を刻んできた車両はいいなと感じますし、今でも力強いモーター音を響かせながら走る姿を見ると長生きしてくれていることに感謝すら覚えますし見ると安心感を覚えるんですよね。札幌市電の車両が長寿なのは奇跡みたいなものですからね。置き換えようと思えばいくらでもこの間出来たわけですから。 後輩がここ数年次々引退していく中、最古参の210形が生き残っているというのも奇跡的なことではないでしょうか。 この動態保存ともいうべき車両達が新型車に置き換えられ行く時代という逆風に負けずに末永く活躍できることを願うばかりです。 ツーマン時代の名残を今に残すというものまさに歴史なわけですし。
他に210形はまだ数両生き残っていますが、この212号はパンタがシングルアーム化されているのでまだ大丈夫かな?と思うのですが、214号はZ型パンタのままなので210形が廃車対象になる時、まず候補に挙がるのはこうしたZ型パンタの車両でしょうね。 |
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