レカ郎写真記


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...... 2025年01月27日 の日記 ......
■ 今年で30歳   [ NO. 2025012701-1 ]


今年2025年で札幌市営地下鉄南北線の5000系が30周年となります。
デビューの日、一番列車に乗りに行った私ですが、もうあれから30年も経ったのか!?と思うほど早いですが、日本の鉄道車両の寿命と言われる30年を迎えてしまったことになるわけです。
この5000系、思えば前年東豊線の豊水すすきのー福住延伸に合わせて増備する形で7000系の3次車が導入されましたが、1、2次車のリニューアル版というか、マイナーチェンジ版程度だった7000系3次車に対して、翌年導入になったこの5000系はそれまでの札幌の地下鉄とはまるっきり違った車両で登場し、その落差に驚いたものです。
自動放送を最初に聞いた時はそれまでJRの車両でもそうしたものがなかったので大変驚きましたが、すべてが新しい、そして現在の札幌市営地下鉄のベースとなったのがこの5000系でした。

2000系の置き換えを4年程度で行った後3000系も置き換えていったため、短期集中型で投入したわけではないので結構製造年次によって差がみられるのもまたこの5000系。最終導入分は次駅案内システムがLEDから液晶パネルになったり、連結面に仕切り戸を設けるなど結構な差が出ていたりします。もっとも古い501編成などは今年で30年目ですが、最も新しい520編成は2011年製造ですので今年で14年目と501編成の半分しかまだ活動していないことになり、かなり製造年に開きがあることが分かります。

これまで自動運転化に伴い元々乗務員室運転席後ろ側には客室との間に大きな窓が設置されていましたが、ここにワンマン運行に必要な装置を載せてこの部分が潰れ、車両間に後天的に転落防止幌が取り付けられるも、その後ホームドア設置により再び撤去され、近年ではLED表示をフルカラーに転換するなどの改造を受けており、最初の頃からはかなり変わる部分は変わっていますが、それでも30年前の姿を今も色濃くとどめているといってもいいでしょうね。

まだまだ30年経った車両とは思えない感じですが、この5000系の東西線版ともいうべきなのが8000系であり、そこからさらに時を経て進化したのが東豊線用の9000系と5000系の血統が受け継がれているわけです。

さてこの5000系も30年度から4年ほどかけて置き換える計画が出ています。そうか〜もうそんな時期なのか〜と思ってしまいますが、次に出てくる車両は新しい札幌市営地下鉄のベースになるはずですね。その数年後に今度は東西線の置き換え問題も出てくるわけですから、南北線の次期車両をベースに開発されることになるでしょうし。

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