
今日はひと昔前の写真です。 今日ご紹介するのは夕張鉄道本社所属の札幌22か784.日野ブルーリボンです。
このクルマは90年に夕鉄が新製導入したP代のブルーリボン。ブルリの大型ショート車で今は懐かしくなった旧カラーを纏っていました。
ブルリの大型ショート車は札幌圏だと北海道中央バスと夕鉄で積極的に導入していたイメージですし、テールランプも同じタイプの田の字テールで導入していました。 中央バスから夕鉄へ移籍したクルマもかつてありましたので、双方で比較的良好な関係だったのかもしれませんね。
このクルマ、なんと言っても目を引くのが側面の大型表示機。側窓2枚目のスペースを全部使っています。当然この部分の座席からは全く外が見えなかったことでしょうね。ここまででかい側面表示機はあまり見たことがない気がしますが、一方で中央バスなどでかつて導入したことがあるタイプでは、小型のものを中ドアの上に設置するというものもありましたので、側面表示機だけピックアップしても様々なタイプのものがあって面白いかもしれませんね。
ウィングマークにブルリバッチも今は懐かしい装備です。
このクルマ、撮影は09年なんですが、新製から19年でナンバーや側面の出入り口表示は読めないぐらい薄れてしまっています。一方でこのクルマの6年後に野幌に導入されたブルリショートはと言えば、今年で29年目となるものの、ここまでプレート類が薄れていません。途中で書き直したり張り替えたりはしているでしょうが、やはり夕張という札幌より過酷な地域で活躍してきた証なんでしょうかね。時に何時間もかけて札幌まで来る路線も担当していましたし。
このクルマは2010年代初めに除籍となっていますので、まさにこの写真は末期に撮った1枚ということになるでしょう。 |
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