先日撮影のついでにちょっと久々に覗きに行ってみようと行ってみたのが「NICHIJO」 北海道が誇る除雪車を中心とした特殊車両の制作メーカーです。 除雪車の他モーターカーやDMVまでを手掛けるメーカーで、国内だけでなく海外からも受注があるんだとか。そんなメーカーが札幌にあるというのはちょっと誇らしいですが、そんなNICHIJO、敷地内に製作中の車両が置いてあるのが国道から見えるので、それを見るのがちょっとした楽しみだったりします。
北海道もようやく長々と続いた除雪車のシーズンが終わりを告げようとしていますが、そんな中今回見かけたのがこちら
製作中のロータリー車です。こちらは歩道や狭い道路などを除雪する小型のものですが、溶接個所が丸わかりの状態なので、塗装はかかっていますがこれは下塗りの段階でしょうね。 ふと気づいたのは、最近の小型ロータリーも大型同様エンジン部分が右肩下がりになっているんですね。 後方の視界を広げるため大型では少し前からロータリーだけでなく、グレーダーやドーザーなども真四角ではなく、端部を下げたデザインになっていますが、小型のものもいつのまにかなっていたんですね。 うちの周辺で見かける札幌市の小型ロータリーはまだこうなっていなかったような・・・。
これから発注通りのカラーリングになって納車され、長い年月雪と戦い続けるんでしょうね。
他にさらに小さく1人乗りで3軸のものもありますが、縁石の高いところの段差でも、歩道上に穴のように深く開いたマンホール部分などにはまってもスタックすることなく平然と作業し続けるところを見ると、小型でもかなりハイスペックだということが伺えます。大型のものよりよく詰まってその都度止めて中をかき回しているシーンは見かけますが。
今度は部品ですが、もう見たらどこの部品か分かりますね。 雪を書き込むオーガの部分です。手前のものはまだ何もついていませんが、奥のものはオーガの他にシュートまで取り付けられた状態になっています。こちらは小型のものではなく大型のロータリー車のものでしょう。
最後にこちら
ロボットの部品にも見えますがなんとなくどこの部品かわかってしまうのが面白いところ。おそらくエンジン部分でしょうね。 こちらも大型ロータリーのものでしょう。
NICHIJOではおそらく車体などは作っているものの、エンジンなどの機器類は専門メーカーから納入するノックダウン方式での制作でしょうかね。まさかエンジンから電子機器の果てまで全部作っているとは思えませんし。
ちなみに国道沿いの他にも運転免許試験場近くにも工場があります。 |
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