
先日ずっと狙っていたカットが撮れました。それが札幌市営地下鉄の8000系です。 と言っても外ではなく車内の話し。8000系にはいくつものバリエーションがあり、中でも初期のものは2編成しかないのでなかなかチャンスがなく、巡り合っても私が撮れる状況にないなどなかなか条件が合いませんでしたが、先日撮影に出るのに地下鉄を利用した際、初期の編成がやって来ました。すかさず運用番号を確認し狙えたら狙ってみようぐらいで思っていたんですが、再び地下鉄を利用する時業務用時刻表で確認すると次の次でやって来ることが判明したので狙ってみることにしました。それが今日の写真。 初期の車両と6000系増結の際に導入した中間車の8300形はシート端部にある保護棒の支えが黒になっているんですよね。これを撮りたかったというわけです。 なお6000系に組み込まれていた8300形は8000系に組み込みの際シルバーに塗られているので基本黒いものは825と826編成しかありません。
保護棒の支えだけで見ても、初期の黒の他シルバー、そしてただの棒でスタンションポール有りという3パターン存在していますし、さらに警光灯カバーの有無や貫通路の仕切り戸の有無など、98年〜08年と10年に渡って製造される中チョコチョコとマイナーチェンジを繰り返してきたため差異が色々と生じているわけです。
なお東西線の先代車両である6000系も色々と差異がありましたね。細かいところではドア付近の手すりの形状が製造年代によって異なっていたりしたものです。
その点東豊線の9000系は短期間に集中投入となったので全編成でほぼ差異がないため共通化が図れているものの、一方でこうした違いを見つけ出す楽しみはなくなりましたね。
8000系も車齢に10年の開きがありますが、置き換え時期になった場合どうするのでしょう。東豊線の時のように年式に関係なくバンバン置き換えて規格を統一してしまうやり方になるのでしょうかね。その方がメンテナンス面で楽になりますが、まだ廃車には早くない?という車齢のものもオミットされてしまうため無駄が生じてしまうという面があるのもまた事実ではあります。
この年式の開き、元をたどると白石ー新さっぽろの延伸の際6000系を増備や編成の増結に由来しているはずですから、そう考えると来年東西線は50周年ですので東西線開業以来半世紀近くも引きずっているということになるんでしょうね。 |
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